他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。無職という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

どこから聞きつけたのかかんという無職が現れた。

かんの御託はまだまだ続く。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある御曹司が入ってきた。今夜は最悪の気分だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

そう言ったかんの表情は酷く疲れていた。

かんはここで話題を変えた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。かんはいかに老婆というものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

かんは「ああ、そうそう」と言って話を続ける。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の中年が店に入ってきた。うっちゃん@PRENAはウィンクを店にいたオバサンに送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

まるで小学生の会話だった。

ここぞとばかりにかんが問い詰める。

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある若造が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

マダムに目がないらしい。

かんはようやく本題に入った。